真実の自分と

君を救えるものは 君の たましいだけ

『中山優馬のYUMAにあ』2021/3/2一部書き起こし

毎週火曜23時から放送中のRKBラジオ中山優馬のYUMAにあ』という番組がございます。

MCの中山優馬くんと月替わりゲストさんが軽快なトークをお届けしてくれるラジオ番組なんですが、ワタクシradikoプレミアムユーザーなので本来は対応地域外の地方民も毎週楽しんで聞かせていただいております!良い時代になったな〜(涙)(涙)

2021年3月のゲストさんは音楽プロデューサーの松尾潔さん。
毎回必ず行われる『ガチャガチャQ』というコーナーがあるんですが、優馬くんとゲストさんがお互いに質問をいくつか用意しておいてガチャガチャに入れ、ランダムに出てきた質問に答えていくというものなんですが、松尾さん回のこの企画があまりに濃いお話だったので気が乗って文字起こしをしてみました。

話し言葉を文字化すると分かりにくいな〜という箇所や、感嘆詞なんかは割愛していたりとかなりニュアンスですのでご理解下さい。というかほぼ自分用メモです。



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優馬「まず1つ目はこちら、『人生のターニングポイントを教えてください』」
松尾「わ、来たぁ」
優馬「決定的な瞬間ってあるのかなと」
松尾「えっとねー……まぁ、有るか無いかというと、有るんですねぇ…」
優馬「おぉ〜そうですか」
松尾「はい、あのー、23,4(歳)ぐらいだったと思うんですけど、学生時代からアメリカのブラックミュージックが好きで、当時80年代の終わりから90年代にかけて世界中にバーッと広がって行った時に…、まぁ最初はその、なんて言うのかな、都内のクラブとかで流れる音楽とか好きでそういうとこよく出入りしてた。なんかこういうの仕事に出来たら楽しいだろうな〜みたいな、そういうとこに出入りしてると顔を覚えられるから、なんか『インタビューとかやってみない?』とか…もうちょっと言葉遣い悪い人が多かったですね周りにね(笑)」
優馬「はいはい」
松尾「『インタビューまとめた文章、レポートみたいな書ける?』とか要はその、外タレが日本にたくさん来てたから。そういうのを見よう見まねでインタビューとかやってるうちに少しずつ都内にFM局が増えたりとか、BS放送が始まったりとかして、なんか僕の見よう見まねのインタビューとかも面白がられて、そういうところにレポーターみたいな形でちょいちょい出るようになったんですよ」
優馬「はいはいはい」
松尾「うん、それで…『このまま仕事になって行くのかな?』けど『なんかダラダラしてんな』みたいな、なんかこのままズルズルした人生過ごしてしまうのかな?みたいなのが重なっちゃって…」
優馬「うん…はい」
松尾「その頃ですね23,4くらいの時に、ソウルミュージックの帝王と呼ばれている『ジェームス・ブラウン』JB(ジェイ・ビー)なんですけど」
優馬「JB、『Sex Machine (セックスマシーン)』ですね」
松尾「そう!そのジェームス・ブラウンにサンフランシスコでインタビューしませんか?って話が来たんです日本テレビから」
優馬「はい」
松尾「いいですね〜!いつですか?って聞いたら『明後日』って(笑)」
優馬「えぇっ!そんな急に!?はぁ〜…」
松尾「まず翌日の友人の結婚式に呼ばれてたんですけどそれをキャンセルすることから始まって」
優馬「うわぁ〜なるほど」
松尾「これはちょっと、酷い事してるなと思いながら、でも行きました。身軽でしたし…」
優馬「はい」
松尾「で、そのインタビューした時にジェームス・ブラウンがね『今何やってるの?』って言われて。『実はまだ学生なんです』って正直に言ったんですよ。仕事してる時は舐められないようと思って学校行ってるのは隠していたんですけど」
優馬「あぁなるほど」
松尾「『学生なんです』って言ったら、周りの日本人カメラマンとかは『えっ?』て顔して見てたけど僕のことを(笑)まぁでも、本音を言っちゃうくらいになってたんですけどその時に、まぁ…『何を勉強しててもいいんだけど、今やっていることを、こうやって僕にインタビューしてくれることもありがたいけれども、それを自分の生まれ育った所?日本に帰って、それでキチンとフィードバック、還元、しないと本当の意味での仕事と言えないんだ』みたいなことを言われて」
優馬「は〜…そうですか」
松尾「だからその、『池から陸にあがることを成功って言うんじゃなくて、後ろを振り向いて手を差し伸べて仲間を引き上げるってとこまでやらなければ、成功じゃない』と、『そういうつもりで自分は仕事をして来た』という事を言われて…」
優馬「なるほど…」
松尾「あ〜なんか、自分が好きなことだけを追い求めるっていうとカッコよく感じてたけど。やっぱり仕事って人のためとか、周囲の人を幸せにするとかっていう事があるんだなぁというのを…もう、もう理屈無く教えられて。それからこれ(現在の松尾潔さんの職業という意味)を仕事にしようと思って職業:音楽ライターとか、音楽プロデューサーとかちゃんと自分で言えるようになったんですよね」
優馬「へぇ〜!もう完全に今僕にフィードバックしてくれてますよ、JBの話を」
松尾「そうきたかぁ〜…」
優馬「あはは(笑)」
松尾「けどさぁ、優馬くんとか…ほんっとに若い時から注目されてさぁ」
優馬「はい」
松尾「しかも、特に若い時から、ガーンッ!とスポットライトを当てられた人じゃん?」
優馬「そうですねぇ」
松尾「どこに行っても最年少で可愛がられる現場って多かったと思うんだよ」
優馬「あ〜ありましたありました」
松尾「それって普通に考えてありえない事じゃん」
優馬「あー、そうですねぇ」
松尾「で、そういう所で精神もすごく不安定になったりしたと思うんだけど」
優馬「はい」
松尾「気が付くと後輩が『優馬さんの背中見てここまで来ました』みたいに普通に増えてくるわけじゃん」
優馬「そうですね」
松尾「え『俺、大人?』みたいな瞬間あるじゃん?(笑)」
優馬「うんありますね、後輩が同じ作品とかで増えてきた時ちょっと『ヤバいな』と思いましたもん。今まで最年少で、こう…『ワロときゃ済む』みたいな所から…」
松尾「んふふ(笑)また笑顔が良いからね!」
優馬「いやいやいや…(笑)後輩に、その〜技術を見せたりとか、姿勢を見せるっていうのにちょっと戸惑った時はありましたね」
松尾「そうかそうか…」
優馬「やっぱ、なんかちょっとカッコつけてたんだと思うんですよ、その頃って。ただ今はもうカッコつけるっていうよりかは、とにかく一生懸命自分がやる!って、ただそれだけですね」
松尾「なるほどねぇ〜、なんかカッコ悪いっていうのを見せれる人がカッコイイ、って思える瞬間って来るじゃん」
優馬「そうですね!」
松尾「それがターニングポイントなのかなって気がしますね〜」

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はい、いや〜ちょっと、その、『陸に上がったら成功ではなくて、後ろを振り向いて手を差し伸べて仲間を引き上げてやるまでやらなくちゃ仕事とは呼べない』という話を中山優馬さんに聞かすの結構…結構…じゃないですか…?
ボディーブローくらった気になってるの私だけなのだろうか…
一時期の関西ジャニーズを丸ごと背負って仕事してたような優馬くんが私の頭をよぎってしまって…すみません…。

優馬くんが30歳になるまでにやりたい事として、個人的にレポート書きたい気持ちがあるんですよね。私が見てきた中山優馬くんは俳優としての姿だけなので、音楽活動してるのは記録を見せてもらって補完したものしか提出出来ませんが、『中山優馬くんを哲学する』をここのブログ使ってやりたいなぁと思っています。
それの糧のひとつとして今回の文字起こしなんですが、松尾潔さん2回目放送が昨日ありまして、そっちも中々切り込んだ質問してて面白かったのでまた文字起こしするか!?と思いました笑
いやでも無理だな。5分程度の会話書き起こすだけで3時間かかってるんで…(遅筆すぎる…)(1台のスマホで聞きながらやってるから…)

来週火曜日までならタイムフリー&エリアフリーで聞くことが出来ますので、松尾潔さんの切り込んだ質問に興味のある方はぜひradikoに有料登録しよう!紛うことなき神アプリです。